石川県弓道連盟会長　　　
　北　村　　正　彦　　　

　平成もはや１５年となり、大正の御世と同じになりました。
月日の経つのは誠に早いものですね。
　先日、金沢ニ水高校の橋本先生が、高校部活動の実情について発表されました。
それによりますと、運動部によっては時代とともに盛衰が見られるようですが、弓道部は確実に部員が増加し、発展しています。
高校ばかりでなく、一般を含めた県連会員数も着実に増加しています。
　毎年増え続けている、入門者の皆さんをはじめ県連会員の皆さんに、弓道が心を養う聖なる武道である事を確認していただくためにも、今年は特に次のような目標を立て精進していただきたいと思います。
・県立武道館には国旗が掲げられています。その国旗に対して礼を失せぬ事。
・指導者の助言には素直に耳を貸す事。
・先輩・後輩との心の絆を大切に、なおかつ礼を失せぬ事。
・指導を受けた事はノートに記録し、時々それを見て反省する事。
・体配等は家庭でもできます。家で更に練習を重ねる事。
・弓道場ヘの感謝の気持ちを持って、弓道場内外の清掃･的張り･安土整備等もしっかりと行う事。
以上の事を心掛け、素直な気持ちで射場に立ち、諸々の雑念を払って、正射必中を目指して修行を重ねていきましょう。

平成１５年３月吉日