年 頭 の ご 挨 拶
平成19年1月元旦   
石川県弓道連盟会長   
 佐 野  隆 一   

佐野会長写真  新年明けましておめでとうございます。
会員の皆様には、ご家族ともども清々しい元旦をお迎えになられたことと、心よりお慶びを申し上げます。
 旧年中は、石川県弓道連盟の活動に対し、ご支援とご協力を賜り、誠に有り難うございました。

 昨年は、石川県弓道連盟の役員改選期にあたり、常任理事会において推挙され、はからずも会長の大任を仰せつかることとなりました。浅学非才、未熟の身でありますが、我が身に鞭を打ち、誠心誠意その任に服すことといたしました。
私としては、皆様の誠意あるアドバイスとご協力なくしては職務執行はおぼつかないものがあります。弓人としての和の心を以て、よろしくご支援を戴きますようお願いいたします。

 また、昨年を振り返りますと、県下最大の「第58回県民体育大会弓道競技」は、「市・町」が一体となった新競技内容となって2回目の大会が七尾市において開催され、県下弓道人が一堂に会しての競技となり、地元の期待を一身に受けての熱戦の展開となり、盛り上がりました。
斯道の普及推進が大いに図られ、成果を収めたと思います。
 さらに、第61回国体「のじぎく兵庫国体」では、成年男子チームが近的・遠的の両種目とも予選ではトップレベルの成績を挙げて会場を沸かせました。
決勝段階で残念ながら僅差で惜敗をしたものの、非常な検討であり、石川県の力量が大いに認められました。
合わせて、少年男子も健闘して遠的競技で第3位の成績を収めました。
このことは、競技力が一段と向上した成果と認められ、監督・選手の皆さんに心から拍手を送ると共に、さらに今後の活躍を期待しております。
 また、指導部では県下弓人の弓道講習会を随時に実施していますが、さらに、地域スポーツクラブや弓道教室等における指導者の資質向上を図り、指導計画の企画・立案を含めた、より高度な指導者を養成すること、及び弓道を正しく普及発展させるための指導者に必要な知識・能力を養成する「日本体育協会公認の上級指導員養成講習会」が、日本体育協会、全日本弓道連盟の主催で開催出来ることが決定するや、全国に先駆けて、平成18年度から実施に取り組み講習を実施いたしました。
これにより、「公認弓道上級指導員」が多く養成、輩出され、今後の弓道講習会等の弓道指導に邁進していただき、県下弓人のさらなる育成強化が図られることと期待しております。

 さて、新しい年を迎え、さらに弓道の普及振興を図り、会員相互の親睦を推進し、もって体位向上と人格情操の修養に資し、社会文化の進展に寄与するという目的(県連規約)を遂行するために行う連盟の事業を、各専門部すなわち、競技部、強化部、指導部、審査部、女子部、広報部の6部において、部員全員の「和」をもって、相互の連携、協力をもって事業を適正に、かつ円滑に執行していただきたい。
 国際弓道連盟のスローガンは『和をもって世界をむすぶ弓の道』とありますが、私は『以和為貴』(和を以て貴しと為す)社会的秩序における人々の利を重視して調和を重んじる、をスローガンとして皆様ともども、これを実践して弓道を通じて人間形成、射即人生に励みたいと念願いたしております。

 終わりになりましたが、皆様のご健勝とご活躍をお祈り申し上げて年頭のご挨拶といたします。