『先陣を切ります・・・私流弓道の楽しみ方』
広報 部長
黒川 正道
今年から図らずも広報部長になりました黒川です。
パソコンおたく技術を買われてのことだと思っています。
今、業務が一気に増えて戸惑いながらも、会長が掲げられた三本の柱の目標達成に向けて頑張ります。
その目標達成の一環として早速、ホームページアクセス数向上が会員の活性化に、更には会員数の増加につながると云うことで、広報部内で議論し、先の常任理事会にアクセス数向上策を提案し、実施の方向が承認され、理事会、評議員会でも了承されました。
その中の一つが、「各役員、専門部長等の抱負(あるいは弓道を始めたきっかけ等)の掲載」で、順次役員・専門部長が投稿されますが、先ずは提案元で新米専門部長の私から書かせていただきました。
広報部は縁の下の力持ち的存在だと思っています。
直接的に会員の皆さん方の大会・審査等での成績が良くするような活動はできません。
それらは、他の専門部にお任せするとして、ホームページや機関紙「弓道石川」の各種記事を通じて、弓道に新たな視点で頑張ろうとか、やってみようとか刺激になるスパイスのような役割だと思います。
掲示板のような書き込みができる手段も昨年のねんりんピックの際に試行しましたが、迷惑書き込みがあっという間に激しくなって、閉鎖した経験から難しいです。
さて、私が弓道を始めたのは、入社3年目。
異動で仕事や環境が変わり、ストレス解消に何かしたいと思っていた矢先、住んでいた埼玉県所沢市の市報で弓道教室募集記事が目に止まったことから始まります。
弐段までは3年でしたが、その後も再三の異動で出来なくなり参段は14年後。その後も休眠状態が断続的に続き40年が過ぎました。
そんなことで矢数を掛けた時期ががなく、一番大事な離れの感覚は今だに良く分かっていないと思っています。
近年の講習会でも、「会までは素晴らしい(励まし)ので、どんな離れをするのかと期待していたら、がっかりだった」と言われています。
そんなこともあり、錬士にもよくぞして頂いたものだと思っています。
一方で私の、弓道の楽しみは、講習会で指導頂いたこと、身近な人の一言、別のスポーツ等でヒントを得たことを、自分なりに本質を考え、改善につなげていくこと、更にその過程を記録していくことです。
記録文は600を越しました。今読み返すと汗が出るものも多いですが、私の大事な宝物です。
そんな中のいくつかを、「弓道石川」の「閑話休題」へ恥ずかしながら投稿させていただきました。そろそろ引き際かなとも思っております。
現実は相変わらず、矢数も少なく、素引き、巻き藁中心の頭でっかち状態ですが、これから仕事をリタイヤする時期に向かい、もう少し的前稽古も充実していきたいと思っています。
これからもよろしくご指導頂きますようお願いいたします。
(H24.5.25)
『100kmマラソンを走ると弓道の筋肉がリセットされる』
広報 部長
黒川 正道
「弓道石川」に投稿したものを掲載します。少しでもアクセス数向上になればと・・。
前回9月15日の大事な理事会を欠席させて頂いて、100kmマラソンに出場しました。
その際の理事長からの欠席条件は「完走して、弓道石川に投稿すること」でした。
出場したのは東尋坊から勝山平泉寺往復100kmを走る「第一回東尋坊愛の100キロマラニック」。朝5時東尋坊をスタートし、夜8時までに東尋坊に戻ってくる制限時間15時間の福井県で初めての100km大会で、勝山は小中学校時代に住んでいましたので、懐かしさもあり早々に申込みました。
当日は、最高気温34℃、夕方6時でも30℃と、15時間のうち8時間は30℃以上、雲もなく、日陰も殆どない走るには厳しい条件でのサバイバル大会となりました。出場者は215人、制限時間内に完走できたのは30%、65人でした。
私は、幸いにして、制限時間6分前にゴールできました。その内2時間程は、給食・給水・休憩・信号待ち等止まっていた時間、歩いたのが30分程、残りの12時間半近くは断続的に走り続けたことになります。
100kmを走るために必要なエネルギーは私の体重では約6000Kcalそれに基礎代謝を加えると8000Kcalが必要になります。
これを、食べ物から摂取することは不可能です。ただでさえ、70km過ぎると疲労で食欲が落ちて来ます。血液中の糖分を燃やし、筋肉中や肝臓に蓄えられているグリコーゲンを糖分にして燃やし、更に脂肪を燃やして対応します。
最も燃え易いのが糖分で、燃えにくいのが脂肪。人間の脂肪は2割の水分を含んでいるので燃えれば1g当たり7Kcalに相当するそうです。したがって、脂肪が燃えてくれれば、1kgもあればOKなのですが、中々燃えてくれません。
お金は貯金するのが難しく、脂肪は逆に使うのが難しい。逆だったらどれだけ助かるだろうかと思ってしまう。結局、体重はしばらくの間2kg近く減ったままの状態が続きました。
ここからが弓道との関係になるのですが、普通であれば、20射位の稽古は翌日に筋肉痛になることはありません。
しかし、100kmを走った後は20射もしたら、翌日強烈な筋肉痛がきます。
これは何を意味するか。
走ることに必要のない筋肉を分解して、走ることに必要な筋肉特に脚に回す仕組みがあるようです。本当に人間は生き残るための巧妙な仕組みを備えていると感心せざるを得ません。
と云うことで、弓を引くに必要な筋肉をリセットできることになります。
正しく引くための筋肉もリセットされますが、癖を発生させる不必要な筋肉もリセットしてくれているはずです。普通ならば筋肉をリセットするためには長期間休止する必要があるものを、1日でリセットできるのは、考えようによってはメリットです。
私は、100km走った後は必ず、ゴム弓・素引きで、その時点で考えられる癖の修正を意識しながら正しい射を目指したいと考えています。
それが、効果となって表れるかはこれからの努力次第・・・少しでも良くなればと思いますが・・・リセットばかりで・・・(赤面)
(H24.12.22)