金沢大学のページ・H25
・H24年のページ『金沢大学弓道部の紹介』
H25.11.16
金沢大学弓道部
主将 名和 香瑠
1、活動場所
金沢大学弓道場:金沢大学角間キャンパスにある8人立ちの弓道場です。
2、部員紹介
・主 将・・・名和 香瑠(2年)
・男子副将・・土田 啓 (2年)
女子副将・・河内 扶紀(2年)
・現部員数 男子 32名
女子 15名
計 47名
3、金沢大学弓道部の目標
金沢大学弓道部は「勝つ」という二文字を掲げ、特に全国大会につながる春季北信越学生弓道大会(春北)・秋季北信越学生弓道大会(秋北)において団体で優勝することを目標としています。
4、特徴的なこと
金沢大学弓道場の特徴は道場が24時間使用可能だということです。月・水・金・土曜日の平常練習の時間以外にもいつでも道場へ来て練習することが出来ます。
『主将の抱負等』
H25.11.16
金沢大学弓道部
主将 名和 香瑠
金沢大学弓道部は春季北信越学生弓道大会(春北)、秋季北信越学生弓道大会(秋北)において団体戦で優勝し、全国大会に出場することを目標に日々の練習に取り組んでいます。
今年の秋北では特に会の重要さを痛感しました。会については今回に限ったことではなく、今目の前にある課題から目を背けずに各々が練習しなければなりません。
普段の練習から試合を想定し、皆が同じ目標を共有し合って「勝つ」という目標達成のため精一杯努力します。
『全国大学弓道選抜大会を経験して』
平成25年7月20日
金沢大学弓道部
三年 小松 圭佑
私は第25回全国大学弓道選抜大会に出場しました。
春季北信越学生弓道大会において、団体で上位三校のうちに入り、この大会の出場権を得ました。
全国大会に出場するということは私にとって初めての経験でした。わたしはここ最近弓道の調子が悪く、自分の約六年の弓道人生において一番的中が悪かったと思います。
しかし、この選抜大会の2週間ほど前から徐々に的中が出始めました。
なぜ中たりはじめたのかわかりませんが、心当たりがあるのは私の両親からこの大会を見に行くと聞いたことです。
私は高校生のときに弓道を始めたのですが、いままで両親に自分が弓を引いている姿を見せたことがありませんでした。
大学に入ってからは、部活の合宿や大会であまり帰省できず、両親や祖父にまともに顔も見せていませんでした。
大学で弓道ばかりしている私が全国大会でふがいない姿を見せるわけにはいかないと、今までより練習に身が入ったのかもしれません。
私はとても本番に弱く、試合の緊張感が本当に嫌いでした。
練習でできたことが試合本番になるとまったくできずに試合を終えてしまうことを何度も経験しました。
試合の前日に絶好調であっても、試合当日には「自分は調子が良いから的に中たるはずだ」という思いが逆に自分の体を固くし、練習通りに体を動かせないという経験もありました。だから今回の大会では、昨日までの自分を一切忘れ、自分の調子はマイナスでもプラスでもなくゼロだと思い込むようにしました。
ゼロのまま、練習でやってきたことをやりきることを考えました。
そして、先のことも後のことも考えず、今引く一本の矢にだけ意識を向けようと考えて弓を引きました。その結果本番では、いつも以上に集中力が高まり、試合で自分の邪魔をするだけだった緊張感が心地よく感じられました。的中は四射三中という結果でした。
弓道において真に考えるべきなのは、どれだけ的のうちに矢を詰めたかではなく、どれだけ自分の思い通りに弓を引けたか、後悔のない離れが出せたかだと私は思います。
そう考えると今大会の自分には合格点を与えてもいいかなと思います。
私たち金沢大学の番が終わった後、両親に会いに行ったところ、「かっこよかったよ。」と言葉を頂けたのがとてもうれしかったです。
今大会で金沢大学は男女ともに予選突破できず悔しい結果に終わりましたが、得られた経験は私たちを成長させ、必ず今後の大会で役に立つと思います。
今回得られた経験を糧に、私たち三年生の最後の大会である北信越学生弓道大会にむけてより一層練習を積んでいきたいと思います。
皆様のご支援本当にありがとうございました。
『選抜を終えて』
平成25年7月20日
金沢大学弓道部
二年 河内 扶紀
こんにちは。私は金沢大学弓道部、二年生の河内扶紀と申します。
今回、選抜大会では金沢大学の女子立の落をつとめさせてもらいました。
今年の春季北信越学生弓道大会で選抜出場が決まった時、私はその選抜出場の権利を獲得したチームの一員ではなかったので、自分の大学のことなのに、正直他人事のように思っていました。
だから今回、選抜のチームに選ばれたとき仲間の足を引っ張らないか不安でたまりませんでした。
実際に選抜の強化練でもなかなか的中が伸びず不安を残したまま選抜を迎えてしまいました。
六月二十九日。朝五時半に金沢を出発し、東京についたのが十一時半頃でその日は本番と同じ、明治神宮武道場至誠館弓道場で公開練習が行われました。
私たちは急いで準備をして着替えたのですが、全国大会なのでやはり人が多く、なかなか道場に入れず恐らく四十分は待ちました。本番は座射形式ですが、公開練習は立射形式で引きました。
本当はそこで道場の雰囲気に少しでも慣れておかなければならないのですが、金沢から遠く離れた地で大勢の知らない人に見られながら引いたので私自身、緊張と不安でほとんど調整が出来ずに選抜一日目を終えました。
六月三十日。朝七時四十五分に私たちはホテルから歩いて再び明治神宮へと行きました。
到着してすぐに自分たちの弓具の置き場所を確保し、九時に矢道にて開会式が行われました。
その後各自巻き藁をして、ミーティングでは各自やるべきことや事前にやると決めてきたことをチーム内で確認し控えに入りました。
そして私が弓を引くよりある意味緊張したのが弓具点検でした。
事前に要項には目を通していたのできちんと籐弦は直していきましたが、点検されている時なぜか気が気でありませんでした。
そして無事点検は終了し、入場前にチームで拳を合わせ、気合をいれ集中し直し、道場に足を踏み入れました。
私は落だったので仲間の背中を見ながら入場したからか、思っていたよりリラックスすることが出来ました。
はじめの合図で起立し、引き始めました。気持ちは落ち着いているのに、体がなかなかついてこられず、終始打ち起こす腕が震えていました。
結果、金沢大学は女子は十二射七中、男子は二十射八中で惜しくも予選突破は出来ませんでした。
悔しかったですが、そのあと決勝リーグを見て自分たちのレベルがいかにまだ全国のそれに達していないかを痛感しました。
決勝リーグに出場した大学はまずどのチームも射が美しく、会が充分あり、体配がとても堂々としていました。射技においても学ぶべきところがたくさんありました。
今回の選抜では男女ともになかなか思うような結果は残せませんでしたがまた全国大会に出場する機会があったら今度こそ勝って、結果を残したいです。
余談となりますが、明治神宮の道場はとても広く綺麗で、いつも大学の狭い大自然の中にいるような道場で引いていたので、本番ではのびのびと引くことが出来、特に弓倒しがしやすかったです。
また行く機会さえあればぜひ明治神宮の弓道場で弓を引きたいです。