審査部「三本の柱」

審査部長
我戸 宣夫
 今年度より、審査部長をさせて頂くことになり責任の重さを痛感しております。
 私は、平成10年に審査部に入れて頂き,審査当日の運営には関わってきたものの事前の準備作業では分からない事が多く、宮本前部長、ベテラン部員の協力を頂きながら滞りのない審査運営に努めてまいりたいと思っております。
 さて、審査部の運営にあたり三本の柱を立て進めてまいります。
1、 円滑な審査の運営
 審査部では受審者が気持ちよく審査が受けられる様進めてまいります。
審査部の作業は当日の運営はもとより、申込締め切り後より受審者の登録、立順表、進行表の作成。また、終了後には合格者の全弓連への登録作業等があります。これらの作業を分担し協力して行うことで、部会が一丸となりスムーズな審査の運営につながるものと思います。
また、受審を目指す方々には、円滑な運営にご協力お願いします。
2、 慎重で公平な審査
 以前より、審査後個人的に講評を求める声をお聞きします。しかし、個人的に答える事は公平性に欠き難しい面があります。
審査は5人の委員によって行われ、閉会式に委員長が纏めたものを講評します、よく聞いて頂き参考にしてください。又、指導されている先生方には出来る限り審査を見て頂き、個々に的確な指導をして頂きたいと思います。
審査は、実技・学科の総合点で行われます。今までにも実技は満点ですが学科で不合格の方を何人も見ています。今年度も学科問題は事前に出題してあります。弓道教本をよく読み不合格が無いように心掛けてください。
3、 受審者の増加
 弓道教本には、弓道の二つの面が書かれています。一つは「的中を競いスポーツとして楽しむ面」、もう一つは「身体を強健にし、礼節(礼儀作法と節度ある行い)・信義(約束を守り、人の勤めを忠実に行う)・克己(自分の意思で欲望や邪念を抑える事)・謙譲(へりくだり譲る事)・大和(勇猛で潔い精神)の精神を養い人格の陶冶に裨益し、生活内容を豊富にする事にある」と書いてあります。
 的中を競い試合での好成績を目標に練習することも良いことですが、もう一つの面は審査を受ける事によって養っていける事と思います。特に学生の方々には、有段者になることの喜びと自信を持っていただき、生涯続けるスポーツとして頂きたいです。
 以上、三本の柱を目標に審査部一丸となって進めてまいりますので、ご協力お願い致します。
(H26.7.1)