北陸三県範教錬士会模様報告


開催日時:平成27年4月4日(土)〜5日(日)
開催場所:石川県立武道館弓道場
講  師:範士八段 柴田猛先生(茨城県弓道連盟:全弓連副会長)
参加人員:4月4日 46名(うち石川県25名)
4月5日 40名(うち石川県26名)
柴田範士の指導語録(抄):
・入場および退場の足捌きが大切である
・執弓の姿勢では両肘を円相にするだけではなく、両拳も円相になること
・矢番えで、乙矢を矢越ししないこと、肘を使って抜くこと
・筈を保つのは文字通りに親指も使うこと
・弓構えで本弭は膝頭上に正しく置く
・半足引く時、半足以上に大きい人が多い
・射礼で射位から本座への後退時、初めの一歩は小さく
・的正面に向き直る際に、膝が曲がる、上体がぶれる人が多い
・引分けでは引き降ろしが多い
・ 弓倒しが早すぎる、5秒以上くらい必要
・ 練習時には自分の矢所を必ず記録して、なぜそこに矢が行ったのか考えること
・ 個人への射技指導では「手の内」や両腕の骨格の納め方などについて時間をかけて指導(これは個人に関連するため詳細は割愛)
・ 月刊「武道」誌の3月号に掲載された柴田範士の記事について、水橋会長から特に柴田範士にお願いして了解を得たうえでコピーを受講者に配付。
範士は、閉講時に改めて、この記事に触れて、長幼の序について、報恩感謝について、時・所・位をわきまえることの大切さなどを強調されました。

   北陸三県範教練士会(H27.4.4-5)