平成27年度若手指導者養成事業講習会
期 日: 平成27年12月6日(日)9:00〜16:30
主 催: (公財)石川県体育協会
講 師: 曽山良和(錬士六段),西田義人(錬士六段),奥村恭史(錬士六段) ,
中條大輔(錬士六段),越能公子(錬士六段),咲川雅敏(錬士五段)
会 場: 石川県立武道館弓道場
参加数: 26名
概 要: 射技指導(近的・遠的),体配指導
昨日のまでの悪天候が去って,12月にしては天候の穏やかな日になりましたが,その分とても底冷えのする寒い日でありました。
今年の若手指導者養成事業は,前年同様射技指導中心の講習会に取り組みました。昨年のアンケートでの回答と水橋会長よりの指示事項を考慮し,手の内と会の構成の指導を重点にすること,体配指導も若干取り入れること,遠的講習を取り入れることを念頭に置き,カリキュラムを組んでみました。特に手の内に関しては結構指導をしましたが,なかなか受講生には難しいように感じました。日程としてはいろいろと取り入れたために,時間が足りなかったようにも思われます。
さらに今回は講話という形で,中條先生に「ゆがけについて」という題で話をして頂きました。普段は見ることのない「ゆがけ」の材料である本物の子鹿の皮,控えに使用する牛皮,拇指の帽子の中に使用する木など見せてもらいました。「ゆがけ」についてのいろいろな話が聞けて受講生には良かったのではないかと思います。
遠的指導は全日本遠的選手権優勝の曽山先生と過去に準優勝の経験のある中條先生が専属で指導にあたりました。曽山先生の模範演技ではいろいろなパターンの遠的の引き方を受講生に示されていました。どのような引き方をしても,中るのはさすがと言わざるをえません。
6名の講師の先生方には,寒い中フル稼働していただきました。時には厳しい言葉もあり,また年齢的にも受講生と近いので親しみのある指導があり,6名とも真剣で熱のこもった指導だったと思います。来年もこの事業が開催されるならば,またいろいろと取り組んでいきたいと思います。